【開催レポート】SYMMETRY × 日本ピーエス「AI活用勉強会」を開催しました!
〜「まずはやってみよう」から始まるグループシナジー〜
皆さん、こんにちは! ビジネスイノベーショングループです。
今回は、2026年5月14日にオンラインで開催された、SYMMETRYと日本ピーエスの合同「AI活用勉強会」の様子をレポートします。
開催の背景:バリュー「まずはやってみよう」の実践
今年4月からスタートした「中期計画2026-2028」。その土台となるグループMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)には、私たちが大切にする行動指針として「まずはやってみよう」「つながりを楽しもう」が掲げられています。
今回の勉強会は、まさにこのバリューを体現する形で立ち上がりました。SYMMETRYの青木さんから「AIの活用ノウハウをグループで共有しませんか?」というご提案をいただいたのがきっかけです。
その提案を受け、経営企画本部では、「まずは小さくてもいいから、やってみよう!」と即座に企画。経企と同じフロアの事業戦略グループ2名(根門さん、川端さん)と自主参加の東日本本部企画グループメンバー1名(加藤裕さん)にも参加いただき、SYMMETRYの皆さんをオンラインで繋ぎ、スモールスタートでの第1回開催が実現しました。
▲ オンラインで繋がり、スモールスタートで第1回開催が実現しました。
勉強会のハイライト: AIチャットから「AIエージェント」への発展
今回の勉強会では、全体を通して「AIチャット(単に質問して答えを得るツール)から、AIエージェント(自律的に判断してタスクをこなす相棒)への発展」というテーマが多く扱われました。AIを単なる「便利な筆記用具」として使うのではなく、伴走するパートナーとして「共創」していくための先進的な事例が次々と紹介されました。
各登壇者がメインで紹介したツールと、驚きの実務活用事例を振り返ります。
◆1. Claude CodeによるAI駆動開発(SYMMETRY 高橋さん)
SYMMETRYのテックリードでありトップエンジニアである高橋さんからは、ソフトウェア開発現場におけるAI活用の最前線(AI駆動開発)についてお話しいただきました。
高橋さんが主に使用しているのは、自律型開発ツールである「Claude Code」。なんと高橋さんは、このツールを用いて4つのAIエージェントを同時に起動し、並行して開発タスクを処理させているそうです!
つまり、「トップエンジニアの高橋さんが、Claude Codeのおかげで実質5人に増えた」という驚異的な状態が実現しています。人間(開発者)は「方向づけ」「最終判断」「品質チェック」という現場監督的な役割に集中し、実作業はAIエージェントに自律的に回させるという、次世代の働き方を目の当たりにしました。
▲ 4つのAIエージェントを並行稼働させるAI駆動開発の最前線。
◆2. GeminiとClaudeの二刀流による業務自動化(SYMMETRY 青木さん)
システム開発部の青木さんからは、圧倒的な検索力と長文読解力を持つ「Gemini」をプロジェクトのリサーチャー(調査役)として配置し、高い思考力と実装力を持つ「Claude各種」に実作業を任せるという「二刀流」の使い分けノウハウが共有されました。
具体的な事例として紹介されたのが「勤怠チェックアプリ」。ログイン済みのブラウザからGoogle Chrome拡張機能(Claude)経由でデータを安全に取得し、メンバー13名分の打刻忘れや深夜残業、休憩不足を自動で判定してSlack用のDMメッセージまで作成してくれるというデモが行われ、業務に近い人がAIを使って小さな仕組みを自作できる時代の到来を実感しました。
▲ ノーコードで実現した勤怠チェック自動化のデモに、参加者から驚きの声が上がりました。
◆3. Claude Coworkによる実務効率化(SYMMETRY 須藤さん)
「開発(作る側)」ではなく、サービスを世の中に届ける「企画・推進」の実務を担う事業推進部の須藤さんからは、文脈を理解して仕様策定や実務支援を行う「Claude Cowork」の活用術が紹介されました。
実証自治体から集めたアンケート結果(約15問)の自動集計と統合レポートの自動生成、Web上の公開情報を調査して横並びにしたセキュリティ基準比較表の作成、さらにはWordプラグインを活用した契約書の体裁・表記ゆれチェックなど、非エンジニアの方でも今すぐ真似できる具体的な時短テクニックが満載でした。
▲ 自分たちの業務にも活用できそうな使い方に参加の皆さんは興味津々でした。
参加者の声(事後アンケートより)
勉強会後、参加メンバーを対象に実施した事後アンケートでは、以下の通り非常に高い評価をいただきました!
5に近いほど好評価
- 5点 5名 33%
- 4点 8名 53%
- 3点 2名 13%
- 2点 0名 0%
- 1点 0名 0%
寄せられた熱いコメントをいくつかご紹介します。
💡 AI駆動開発・AIエージェントへの気づき
- 「『人間は現場監督的になる』という説明から、自身の仕事を作業員(AI)に任せられる作業の単位まで分解すれば、もっとAIを活用できるようになるのでは!と大きな気づきがありました」
- 「設計から実装、テスト、レビューまでAIに自律的に回させるフローがとても参考になりました。現在の業務とは少し毛色が違いますが、応用できるところを見つけて少しずつ組み込んでいきたいです」
💡 実務への応用・役割分担への共感
- 「メンバーの勤怠チェックの課題に対して、API(システム間をつなぐ仕組み)がなくても拡張機能を使ってデータを取得する工夫がとても参考になりました」
- 「ゼロからExcel関数やBIツールを構築するのではなく、面倒なデータ整理や『整った体裁で出力させる』部分をAIに任せ、人間が『意思決定』に集中できるフローが素晴らしいと感じました」
- 「人が確認すべき工程とAIに任せやすい工程(得手不得手)の説明が分かりやすく、目的に応じて複数の生成AIを使い分ける運用の大切さに深く納得しました」
- 「見た目に分かりやすいモック(試作品)をAIで作る手法は、社内の合意形成をとるために有効な手段なのでぜひ真似したいです」
次のアクション: 募集式の「学びの場」からグループシナジーへ
今回の勉強会での素晴らしい気づきと成果を踏まえ、経営企画本部ビジネスイノベーショングループでは早速、Claudeの社内小規模テスト導入と、事業戦略本部での新事業領域におけるリサーチ用途でのGeminiの試用スタートを決定しました!
まずは両本部を中心にスモールスタートし、皆さんが付加価値創出に集中できる環境を整えていきます。
そして、次回の開催についてですが、次回は参加者を限定せず、広くメンバーを募る「募集式」にする予定です!日常のちょっとしたデータ転記やレポート作成など、「簡単なところからスタートする学びの場」をつくり、誰もが気軽にAIを自部署の味方にできるコミュニティを広げていきます。
今後は、AI活用に限らず、エッチアンドビーシステムや日本ピーエステクノロジーズなど、他のグループ会社も交えた双方向の交流会企画をさらに増やしていく予定です。「つながりを楽しもう」の精神でグループ各社の現場知や専門性を融合させ、日本ピーエスグループ全体の大きなシナジーを生み出していきましょう!
📢 次回の募集案内、AI活用の続報をどうぞお楽しみに!
「次回こんなことを学んでみたい!」「こんな効率化ができた!」
というお声もぜひお寄せください。
皆さんの声が、グループ全体の学びの場をつくっていきます。
[参考]勉強会に登場したAIツールの特徴まとめ
勉強会で紹介された主要なAIツールについて、それぞれの得意分野を簡単にご紹介します。今後、社内の承認済み環境での利用が進んだ際や、ビジネスイノベーショングループ(BIG)に業務自動化のアイデアを相談する際のヒントとしてご覧ください。
| AIツール名 | 開発元 | 主な特徴と得意なこと | 活用シーンの例 |
|---|---|---|---|
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Gemini (ジェミニ) |
圧倒的な「検索力」と「長文読解力」 ・Google検索と連動し、最新トレンドや競合調査を素早く行うのが得意 ・数百ページに及ぶ膨大な仕様書や資料から、必要な情報を探して分析する能力に優れる |
・新しい市場の競合リサーチ ・長大なマニュアルや公的な報告書の要約・分析 |
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|
Claude Cowork (クロード・コワーク) |
Anthropic |
人間らしい「高い思考力」と「実務の推進支援」 ・前後の文脈や複雑な指示をきれいに汲み取ってくれる ・データの集計、比較表の作成、文章の体裁や誤りのチェックなど、事務・企画業務の強力な相棒になる |
・アンケートの定性・定量データの集計・分析 ・WEB情報をまとめた比較たたき台の作成 ・契約書や仕様書の誤字脱字・不備チェック ・複数ファイルをまたいだ事務作業の自動化 |
|
Claude Code (クロード・コード) |
Anthropic |
AIが自律的にタスクを完遂する「実装力・自動化」 ・指示を出すだけで、設計・書き換え・テストまでをAI自身が考えて実行する(AIエージェント) ・人間が「こういうものを作りたい」という意図を伝えるだけで、本番レベルのプログラムを自動生成する |
・エンジニアのプログラミングやデバッグの超効率化 ・繰り返し発生する業務の自動化プログラムの開発 |