今回は、現場に勤務しながら家庭と仕事の両立に奮闘している丹羽克斗さんにインタビューしました!
🌟本インタビューは2024年10月10日に実施いたしました。
1.育児休業(育休)の取得について
今まで、育休は何回取得していますか?
2回です。1人目、2人目の出産時は周りの男性で育休取得している人がおらず、5年前の3人目が生まれるときに初めて取りました。その時は本社設計課で内業中心に業務をしていて、2ヶ月取得しています。4人目の時は3ヶ月取得して、この時も本社工事支援チームで内業中心の業務でした。
最初に育休取得するときは不安でしたか?
最初はやはり不安もあったので、同僚や先輩に相談をしていました。先に育休を取得した同僚もいたこともあり、話はしやすかったです。
今回も取得されるとのことですが、今までと何か異なることはありますか?また、どれぐらいの期間を予定していますか?
今回は初めて現場勤務をしている最中での取得です。経済的影響を考慮して、3ヶ月の取得を予定しています。もう少し国や会社からの経済的支援があれば、もっと長く取りたい思いはあります。
2.上司や同僚、周囲の反応
育休を取得することについて、言い出しづらくなかったですか?
今までも、今回も、上司に言いだしやすかったです。特に今回は、5人目が欲しいという話を日頃からしていたことが良かったと思います。
実際、どのようなタイミングで話を?上司の反応はどうでしたか?
今回は、妊娠初期から安定期にかけて、直属の先輩からグループ長まで順番に報告と相談ができました。男性が育休を取得することが当たり前になっていることもあり、先輩から「どうしたい?」と聞いていただき、3ヶ月の取得を快諾してくれています。
職場以外の反応はどうですか?
妻や周りの友人からは、数ヶ月の育休取得に対して「すごいね」と言っていただけることが多く、男性の育休に理解のある会社に感謝しています。
3.育休取得の準備
育休取得するに際して、準備することや、業務の引継ぎなどどのように進めていますか?
会社への正式な報告は安定期に入ってから行っています。仕事の引継ぎが重要で、業務内容を洗い出して、上司と相談しながら引継ぎ先を決めています。育休取得の1ヶ月前から本格的に引き継ぎ作業を始めています。後は、社内の申請書類の用意ぐらいです。
4.育休中の大変だったこと
今までの育休中に大変だったことはなんですか?
まずは、主婦業がとても大変だということを実感しました。家事や子どもの世話、保育園の準備など沢山あって、思っていた以上に時間が足りませんでした。あとは、出産時に妻が入院するため、その時のワンオペ育児が特に大変でした。事前に準備をしていても、やはり苦労しました。
何か工夫したこととかありますか?
完璧を求めすぎるとパンクするので、余裕を持ったり、妥協することが必要だと感じています。
5.育休の経験と影響
育休を取得したことでいいことはありましたか?
初めて育休を取得した時に家事全般を覚え、その大変さを実感できました。また普段からも家事ができるようになり、妻に急な用事ができても安心して出掛けてもらえます。
今まで4人の子どもを育ててきて、育休を取得した時としなかった時との差は感じますか?
育休を取得しなかった時は、昼間は仕事、夜間は育児で非常に苦労しました。まともに眠れていない状態でのフルタイム勤務で、正直仕事中は眠かったです。育休取得することで育児に専念できるので、夜間もしっかり子どもと向き合え、夫婦関係の円滑化にも繋がっています。
6.子どもの人数による違い
お子さんが多いけど、その分大変ではないですか?
子どもの人数が多いと、その分大変です。ですが、上の子の年齢にもよって状況が変わってきて、保育園に通っていると、日中は赤ちゃんに専念できるので比較的楽です。後は、上の子が面倒を見てくれたり、手伝ってくれたり、と子どもの成長により楽になる面もあります。
7.育児と仕事の両立について
普段、育児と仕事の両立はどうですか?
現場の場合、休暇取得が難しいことも多いです。ですが、今従事している大型現場は職員が20人近くいることもあり、小規模の現場よりは休みが取りやすい環境だと思います。働き方改革の影響で残業を少なくするために現場の配置人員を多くしていることも、いい影響に繋がっていると感じています。
突発的な休みは取れていますか?
本社で内業をしているときは自分で業務の調整が可能なので、半休など取りやすいです。しかし、現場は工程が厳密に決まっているため、スケジュール調整は難しい場合もあります。ですが、現在は現場に子育て世代の上司や同僚が多く、理解をしてもらえるので、子どもの行事での休暇や、祝日の現場稼働日の出勤を交代してもらえるなど、休みやすい雰囲気になって来ていると思います。
8.単身赴任(現場従事)の影響
現在、現場従事のため単身赴任中ですが、ご家族の反応はどうですか?
僕自身、現場従事を希望していることもあり、妻は理解をしてくれています。でも、やはり子どもたちはお父さんに近くにいて欲しいので、寂しがっています。
確かに、子どもは寂しいですよね。何か工夫していることとかありますか?
平日の夜はほぼ毎日テレビ電話をしています。また、現在の現場は家に比較的近いため、毎週末帰省しています。ただ、会社の帰省手当の支給が月に2回までなので、家計のために高速を使用しないこともあり、移動時間が長くなることが少し大変です。
遠方の現場だと毎週末の帰省は厳しくなりますね。
そうですね。経済的負担が大きくなるので、できれば遠方は避けたいです。あと、何かあった時に直ぐに家に帰れないと、家族から現場勤務への理解が得られるか難しいところです。ただ、会社は子育ての理解が深くて家から近い現場を考えてくれていますし、自分からもそういう希望を伝えています。
毎週帰省して、身体への負担は大丈夫ですか?
正直、平日は現場仕事で疲れて、土日は子どもと目一杯遊んで過ごすので、身体を休める時間があまりないです。単身赴任は平日の夜ゆっくりできるというメリットはありますが、残業などで平日も忙しいと回復時間が取れないのは確かです。
9.家庭内での役割分担について
家庭での役割分担はありますか?
子育てを優先するため妻が正社員の仕事を辞めるなど、折り合いをつける場面もありました。金銭的な理由から、主に僕が働き、妻が子育てを担当する、という役割分担になっています。
とはいいつつも、子どもも多いですし、大変ですよね?
現在4人の子育て中ですが、宿題の見守りや自由研究など、僕が子どもの時に比べて親が関わることが増えているので大変です。ただ、ありがたいことに妻は『楽しく子育てをする』『子どもがかわいくて面白くて仕方がない』というマインドを持っているので助けられています。それでも、やはり妻も疲れてしまうこともあるので、妻のメンタルケアには気を付けています。
10.妊娠期間中の大変だった時期
妊娠期間中に大変だったことはありますか?
つわりの時期が特に大変で、妻をサポートする必要がありました。平日は付きっ切りでのサポートはできないので、LINEなどで連絡を密にして話を聞くように心掛けています。あと、これまでの経験で家事全般ができるようになったので、家にいるときは積極的に家事もやっています。ただ、やはり妻は子ども好きなので、子どもの数が増えれば増えるほどマインドが強くなってきている気がします。
現在、単身赴任中ですが、今回のつわりの時期はどう乗り越えましたか?
平日など僕が動けない、助けられないときは、お互いの実家から食事を作ってもらうなどの支援をしてもらいました。
11.後輩や働く母親へのアドバイス
これから家庭を持って育児をする後輩へアドバイスはありますか?
まず、【家庭の幸せが全体的な幸せにつながる】と考えているため、育休取得を強く勧めます。また、育休経験者は子育ての大変さを実感するので、さらに次の後輩に対してより良いアドバイスができるようになると思います。仕事は家庭を支えるためのものであり、家庭をないがしろにしてはいけない、と常々思っています。
社内にもいますが、働くお母さんへのメッセージはありますか?
本当に、働く母親は大変なので、時短勤務を積極的に活用することを推奨します。
時短勤務のいいところはなんでしょう?
フルタイム勤務では残業が前提となりがちですが、時短勤務なら早く切り上げられます。また、仕事と家庭のバランスを取りやすく、これが時短勤務の最大のメリットです。ただ非常に残念なのが、育児の現実を知らない人からは、時短勤務は単に「早く帰っている」という誤解を受けることがあるため、理解を深め、広める必要はありますね。
ずばり!子育てのコツってなんでしょう?
子育ての時間確保だけでなく、親自身が休む時間も必要だと感じています。例えば、時短勤務で生まれた時間を全て育児に費やすのではなく、自身の休息時間に充てるなど。育児は本当に大変なので、自分自身やパートナーのメンタルヘルスの維持が大切です。親の気持ちに余裕がないと子どもに悪影響が出る可能性もあるので、自身の休息も大切にしながら育児を楽しんで欲しいです。
🎯 編集後記
5人のお子様を育てながら、現場でのお仕事も家事もいきいきと取り組まれている様子に、圧倒的なバイタリティを感じました。
特に印象深かったのは、ライフワークバランスを整えるための具体的な工夫の数々です。時間管理の方法から家族との役割分担、そして何より前向きなマインドセットまで、非常に参考になることばかりでした。
このインタビューをご覧になった皆様もきっと「こんな風に両立できるんだ」「自分にもできそう」と勇気をもらえるのではないでしょうか。
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